はじめに……
お金のいらない国 推進協議会は、従来の「お金」の概念を変え、世界規模で「暮らす上でお金に依存しない社会」を実現する仕組みを模索・啓蒙することを事業の中心に据えて啓蒙活動をしています。
よく、誤解されるのですが、「お金」そのものを否定し、即座に廃絶する反社会的な活動ではありません。
経済社会に於いて、まったくお金の存在を無視して日々の活動をするに、当面は困難を生じることも多々あることもあるかもしれません。
いくつかの段階を踏まえて、お金に依存しない社会を実現するために、身の回りでできるところから少しづつ別の形(仕組み)、或いは別の行動へ置き換え続け、最終的に目指すところは 「日々の暮らしにお金というものがないと暮らせない」「経済的格差による不均一な状態」 を、世界規模で見直されることを視野に、身の回りから少しづつ実験的な取り組みや啓蒙活動を通じて、日々の暮らしの中で考える機会をもつことから始める、そのキッカケつくりを行うことからはじめています。
皆様の未來の暮らしの一助になれば幸いです。
「お金のいらない国」とは……
本活動の名称起源でもあり、活動の起爆剤ともいえる、シリーズ「お金のいらない国」は、著者である長島龍人氏の手によるものです。
現在までに4巻刊行され、さまざまな切り口から「お金のない世界」と「現代社会」との対比と人々の暮らしぶりを描いています。
本サイトでも今後、各巻に表現された問題提起をコラムなどで取り扱ってまいりたいと思います。
~書籍のご紹介~
現在行っている啓蒙実験活動
『あげます譲ります&欲しいです』 Facebookグループ
活かされてない、日々の生活に必要なものを、お金を介さず、必要な人のところへ、必要なだけ。
与えることのできる人が必要な人とFace to Face で ツナガル、実験的な取り組み。
お金を使えば「着払い」という方法で全国どこでもモノだけ届けることができる社会に於いて、敢えてそれを行わず、手から手へ、ご縁のある方へ直接お届けする際に、そのモノが持つ「物語」も伝えて、大切に使って欲しいという願いも引き継いで資源を大切にするマインドを想起していただきたいと思います。
リサイクルショップなどは、「思い出に値段がつきません」と言われ、安く買い叩いて仕入れより高く売る経済活動です。
そこにモノに対する心というものがあるでしょうか。
例えば、「祖父が愛用していた机です。祖父はこのような方でした」という思い出話とともに、新しい方に引き継いでいく。
物を大切にし、省資源で環境にも優しいマインドはそうした思いから生まれるのかもしれません。
未使用品であっても「こういう思いで買ったものの、結局使ってあげられませんでした」という残念だったモノを有効活用していただける方へ感謝を伝え、モノにも感謝して旅立たせる。
現在は、「なければ買う」「いらなくなったら棄てる」「さっさと売って目の前から消えてもらう」社会のようで、人が人に対する姿勢もそういった日々に追従するものなのかもしれません。
Facebookグループ「あげます譲ります&欲しいです」に参加するには、一定の要件を満たす必要があります。
運用規定などもありますので、ご理解いただいた方は各エリアの窓口へ参加申請を行っていただきます。
一定要件を満たしてないと参加承認されない場合や、運用上支障を来した方に関してはご退会いただくこともありますので、予め悪しからずご了承願います。
参加要件を確認
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